動脈硬化は、生活習慣病の大きな要因のひとつです。

年齢とともに進行するので、老化現象のひとつでも
ありますが、個人個人の差が大きく、各人の生活習
慣に大きく左右されています。

 ”動脈硬化”。巷の健康番組にもこの言葉はあふれています。具体的にはどんなものなのでしょうか。

 動脈とは、心臓から血液をカラダのすみずみへ送り出し、運ぶための血管。強い力で押し出される血液をしっかり受け止めて運ばなくてはならないので、弾力性や柔軟性がある血管が本来の姿です。

 ところが、なんらかの原因によりこの血管の層が薄くなる、硬くなるなどして、本来持つべき弾力性や柔軟性がなくなってしまう状態、これが「動脈硬化」と呼ばれる状態です。

 動脈硬化は、まったく自覚症状がないままに進行し狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞といった重大な疾患を引き起こすまで気づかずにいることもあるので、常日頃から注意が必要です。


 特に、生活習慣に大きく左右されるものですので、下記のような生活習慣に心当たりのある方は早めに体重、血圧、総コレステロール値などの検診を受けましょう。

動脈硬化の要因となる生活習慣

●肉の脂身など、動物性脂肪が大好き
●タバコがどうしてもやめられない
●お酒が好きで休肝日がない
●仕事が忙しく外食がち、ストレスもけっこうたまっている
●野菜はあまり食べない
●食事時間が不規則でいつもなんとなく睡眠不足
●運動はあまりしていない
●なんだか最近太ってきて、ウエスト回りが目立つ
●塩辛いものや濃い味のものが好き
●甘いものが大好きでつい食べ過ぎてしまう


40歳以上のあなたへ
上の10項目のうち、あなたはいくつ思い当たるふしがありましたか?

実は、、、、
これらのことが1つあるだけでも動脈硬化の危険があなたに迫っています。
生活習慣の改善を心がけるだけでなく、ぜひ一度検診を受け、現在のあなたの状態を確認しましょう。

もし、階段を上るのに動悸や息切れがしたり、妙に肩がこったりしていたら、あなたはすでに動脈硬化がはじまっている可能性大です。
早急に検診を受け、生活習慣そのものを見直すことが肝要です。

内科・循環器科

あらた内科医院
院長 荒田 義久
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