もしかして、これは甲状腺疾患なの?

このような症状に思いあたることはありませんか?
1.甲状腺機能亢進症などが疑われる症状
●首(喉仏の下)が腫れている
●脈が速く(80回/分以上)、心臓がドキドキする
●目つきがきつくなったり、目の調子が悪い
●落ちつきがなくイライラする
●手足がふるえる(特に指のふるえ)
●暑がりである(夏に弱い)
●食欲はあるのに体重が減少
●下痢・排便回数の増加
●月経異常(量が減り、不順になる)
●筋力が低下した(特に手足)
●学業成績が低下した(子供)
●汗をかきやすい
●疲れやすい
●息切れがする
●妊娠しにくい
●育児ノイローゼ
●眠れない
●集中力低下
●微熱がある





  ⇒バセドウ病
  ⇒無痛性甲状腺炎
  ⇒亜急性甲状腺炎
  ⇒プランマー病
  ⇒下垂体性甲状腺機能亢進症

                            などが疑われます。

2.甲状腺機能低下症が疑われる症状
●脈が遅い(60回/分以下)
●産後の肥立ちが悪い
●物忘れがひどくなった
●手足がしびれる
●便秘
●いつも眠い
●妊娠しにくい
●手足が冷える
●なにをするのも億劫である(無気力である)
●声がかすれたり、低い声で話すようになった
●筋肉のつれ(特に手足や肩の筋肉に起こる)
●月経異常(月経過多、月経不順、無月経)
●汗が出にくくなる、あるいは汗がでない
●毛が抜けやすく、髪や眉が薄くなった
●ことばを速くしゃべれない(口が遅くなった)
●むくみがある(全身に起こる)
●食欲がないのに体重が増加した
●皮膚が乾燥して肌がカサカサになる
●寒がりになる(厚着する)

  ⇒原発性甲状腺機能低下症(多くは橋本病)
  ⇒中枢性甲状腺機能低下症

                            などが疑われます。

まずはきちんと診断を!

 甲状腺疾患は、全身のさまざまな症状となって現れることが多いため、他の疾患に見誤られやすく、見逃されることが多い病気です。
上記のような症状があった場合には、「甲状腺中毒症」や「甲状腺機能低下症」を疑い、日本甲状腺学会から出されているガイドラインに沿って診断することが必要です。

おかしいな、と思ったら早めにご相談ください。

内科・循環器科

あらた内科医院
院長 荒田 義久
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