食生活の重要性について考えてみましょう

食事のバランス、とれていますか?

 バランスのよい食事=朝、昼、夜ともに「主食(ごはん・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆料理)、副菜(野菜・きのこ・いも・海藻類)」がそろっていることが理想です。しかし、現実には三食すべてこのようにすることは難しいものです。
 まず、三食をきちんと食べる、そこから始め、朝ごはんのときにそろえられなかった部分を昼、夜に補うという形で一日に食べる量のバランスをとることを心がける。
それが食生活の基本となります。



朝食は一日を始める基本です!

 忙しい朝、朝食をとらずにすませる人が増えています。
しかし、朝食は大切です。
なぜ大切なのか、朝食をとらないとどうなるのか、考えてみましょう。

 朝食は体のリズムを整えます。朝食をとらないと、午前中は頭も体も目覚めずぼんやりしたままです。お昼を食べてようやく元気がでてきて、それから体の活動時間帯、ついつい夜更かしをして朝起きられないという悪循環のもとになるのです。
 
 朝食をとることで体温があがりはじめます。そして脳の働きがよくなります。血糖値もあがるので集中力が高まります。

 慌しい朝でも、主食だけでも、とらずに済ませず必ず朝食は食べるように努力することが大切です。

食事バランスガイドを活用しましょう

 ”食事バランスガイド”とは、一日の食事で何をどれだけ食べればよいかを示したもので、組み合わせと量が簡単にわかる工夫がされています。






 バランスガイドは、5つの料理の組み合わせからなっています。(主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物)
おにぎり1個、ロールパン2個といったわかりやすい表し方にするため料理単位になっています。

 単位は「つ」(SV=食事の提供量の単位)です。
おにぎり1個(コンビニで売っているもの位の大きさ・約100g)が「主食」の中の「1つ」となり、同じ「1つ」をとるためにバターロールなら2個程度必要となります。
 一日に必要な主食量をコンビニのおにぎりで表すとすると、5個から7個となるわけです。「5つ」の場合なら朝1個食べて、昼2個、夜2個ということです。意外に少ない感じがしますがいかがでしょうか?

 上記イラスト、コマの軸が水分になっていて、上で人が運動をしながらコマをまわしているのがおわかりでしょうか?人間の体にとって水分は欠かせないものであるということ、運動をしないでいたり、食事のバランスが悪くなるとうまく回らなくなって倒れてしまう、というイメージからコマの形のイラストになっているのです。




文部省(現:文部科学省)、厚生省(現:厚生労働省)及び農林水産省が連携して、平成12年に策定した「食生活指針」は下記の10項目です。

1.食事を楽しみましょう
2.1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを
3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを
4.ごはんなどの穀類をしっかりと
5.野菜・果物・牛乳・乳製品・豆類・魚なども組み合わせて
6.食塩や脂肪は控えめに
7.適正体重を知り、日々の活動にあった食事量を
8.食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も
9.調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく
10.自分の食生活を見直してみましょう


生活習慣病予防のために食事は非常に大切なものです。当院では食生活を含めた健康管理をトータルでサポートいたします。
栄養相談も随時行なっておりますのでお気軽にお問合せください。


内科・循環器科

あらた内科医院
院長 荒田 義久
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