 
内科(消化器科・呼吸器科・循環器科)
〒233−0004
横浜市港南区港南中央通13−24
電話 045−843−9927
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心臓の状態がさまざまな要因により悪くなってくると、それによっていろいろな症状がおきてきます。
動悸、息切れ、それにともなうめまい、胸の痛みや肩こりなどは、もしかすると心臓や血管の調子が悪いのかもしれません。
ご心配なときは、早めに医師に相談されることをおすすめいたします。
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ここでは、循環器の疾患として代表的な狭心症について説明していきます。 |
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狭心症の症状、というのは、心臓の筋肉へ送られる酸素が足りなくなったときに起こる一時的な胸の痛みや圧迫感のことです。
どちらかというと男性の方が発症しやすい傾向がみられますが、女性でももちろん起こる病気です。
原因は、動脈硬化(加齢や、食習慣などにより、血液がどろどろになったり、血管の壁が狭くなったりすること)などによって、血管の中を流れる血液の量が少なくなり、それによって心臓への血液の供給が足りなくなることから起こります。
多くは、過度な運動をしたり気持ちが急に高ぶったりしたときに起こりますが、これは、そういうことによって心臓がいつもよりドキドキと活発に動いてより多くの血液(血液中の酸素)を必要とする状態になるためです。
また貧血がひどいと、酸素を運んでくれるヘモグロビンの量が少ないため、十分な量の酸素を運ぶことができませんので、狭心症の発作を起こしやすくなることがあります。
いづれも、症状が頻発する、安静にしているのに発作が起きる、など不安定な状態が続くようでしたら直ちに医療機関を受診して治療を開始してください。
安静にしていれば数分で収まるから、とほっておくのも危険です。発作が起きるということは、なんらかの体の異常があるということなので、生活習慣をよい方向に変えたり、薬物による治療を行ったりすることで、もっと大きな疾患(心筋梗塞など)を引き起こすことを未然に防ぐことができます。
どうぞお気軽にご相談ください。
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●どんな症状なのか
発作が起きる前の段階というものもあります。
たとえば、やたらに左の肩が凝ったりする、、左の背中が痛んだり、肩甲骨あたりが凝るなど。
あるいは、胸の痛みがあるため受診したところ肋間神経痛と診断されたりすることもあります。
また、なんだか食べ物やお薬が飲み込みにくい、と感じることもあるかもしれません。
このような前段階を経て
突然、心臓のあたりが締め付けられるような、引き裂かれるような、するどい痛みが起こり、これが左の肩、左手内側にひろがっていくような感じがする
首筋の痛みや背中の強い痛みとして感じることもあります。
圧迫されるような感じや、焼け付くような感じや、とても重苦しくつらい感じ、息苦しくてつらい感じ、という症状のこともあります。
顔色は蒼白となり、冷や汗がでて、生あくびが立て続けにでてしまったり、嘔吐してしまうこともあります。
(もしもこのとき、胸の前の部分が激しく熱く痛むときは心筋梗塞の疑いがありますので一刻も早く救急車を呼んでください。)
このような症状が大体30秒から長いときで30分ほど続きます。(多くは、安静にしていると15分以内に消失します)
●予防のために心がけたいこと
狭心症は、生活習慣病のひとつです。お薬を飲めば直る、というものではなく、ご自身の生活習慣をよりよい方向にあらためることで、予防や、治療効果、再発防止も期待できます。
ぜひ、以下のことを実行してみてください。
◆喫煙している人はまず禁煙をしましょう。
◆高血圧や、糖尿病、脂質異常症、高コレステロール血症、肥満と診断されている人は、カロリー制限やナトリウム(塩分)制限をし、合せて適度な運動を継続して続けていきましょう。
◆ストレスをためないことも必要です。何か発散できることを見つけましょう。
◆十分な睡眠をとり、早寝早起きを心がけましょう。
◆アルコールは控えめにしましょう。
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中央通クリニック
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